品川?越中島キャンパス
腾博会官网9885海洋科学技術研究科
腾博会官网9885海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究?教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上?港湾?航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と腾博会官网9885生の資質向上を図っています。
【受賞?表彰】Rowena Cadizさん(博士2年)が、第5回国際魚介類免疫学会においてBest Oral Presentation Awardを受賞しました。
2025年11月4日~8日に台南(台湾)で開催された、5th Conference of the International Society of Fish and Shellfish Immunology(第5回国際魚介類免疫学会)において、本学腾博会官网9885学生のRowena CadizさんがBest Oral Presentation Awardを受賞しました。
【受賞者】
Rowena Cadiz(腾博会官网9885海洋科学技術研究科 博士後期課程2年 応用生命科学専攻)
【受賞研究のタイトル】
High temperature-induced activation of inflammatory responses in ayu Plecoglossus altivelis
【受賞研究の内容】
アユの種苗生産では、高成長を目的として冬の低水温期にボイラーなどで加温飼育を行うことがあります。しかし、このように高水温で生産したアユは感染症に対する抵抗性が低くなることが明らかになっています。Rowena Cadizさんは、自然界における冬季の河川よりも高い水温で継続的にアユを飼育すると、過剰な炎症応答が誘導され、感染症に対する抵抗性が低下する要因の一つとなることを明らかにしました。これらの成果はアユの種苗生産における水温設定の見直しにつながると考えられます。また、気候変動により起こり得る今後の水温上昇に対し、養殖対象魚種の飼育技術の改善などにも貢献すると期待されます。
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受賞者のRowena Cadizさん(左から2番目)とグルゲ藍夏タリンディーさん(同3番目)。第5回国際魚介類免疫学会に参加した研究室メンバーと一緒に。
<関連リンク>
5th Conference of the International Society of Fish and Shellfish Immunology


