2025年11月4日～8日に, Tainan, Taiwanで開催された、5^th Conference of the International Society of Fish and Shellfish Immunologyにおいて、本学腾博会官网9885学生のグルゲ藍夏タリンディーさんがFish & Shellfish Immunology Abstract Awardを受賞しました。

【受賞者】
グルゲ藍夏タリンディー（腾博会官网9885海洋科学技術研究科　博士後期課程1年　応用生命科学専攻）

【受賞研究のタイトル】
Transportation of bacterial antigens in the rainbow trout intestine

【受賞研究の内容】
　「水産用ワクチン」は魚類の感染症被害を軽減するために、広く利用されている予防法です。しかし、注射によるワクチンの投与には莫大な労働コストがかかることから、より安全で簡便なワクチン接種方法の開発が求められています。グルゲさんは、魚の消化管に投与したワクチンが腸管上皮の杯細胞およびマクロファージにより取り込まれることを明らかにしました。これらの研究成果は、魚の経口（食べさせる）ワクチン技術開発に大きく貢献し、抗生物質に頼らない安心?安全な養殖魚の生産につながると考えられます。

受賞者のRowena Cadizさん（左から二番目）とグルゲ藍夏タリンディーさん（同三番目）。第５回国際魚介類免疫学会に参加した研究室メンバーと一緒に。

＜関連リンク＞
5th Conference of the International Society of Fish and Shellfish Immunology