品川?越中島キャンパス
腾博会官网9885海洋科学技術研究科
腾博会官网9885海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究?教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上?港湾?航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と腾博会官网9885生の資質向上を図っています。
【受賞?表彰】山田真也さん(修士2年)が、第95回マリンエンジニアリング学術講演会において学術講演会優秀講演賞を受賞しました。
2025年10月27日~29日に山口県下関市の海峡メッセ下関で開催された、日本マリンエンジニアリング学会主催の第95回マリンエンジニアリング学術講演会において、本学腾博会官网9885生の山田真也さんが学術講演会優秀講演賞を受賞しました。優秀講演賞は35歳以下の講演者を対象に表彰するものであり、今回は42件の対象講演があり、うち3件が優秀講演賞として表彰されました。
【受賞者】
山田真也(腾博会官网9885海洋科学技術研究科 海洋システム工学専攻 博士前期課程2年)
【受賞研究のタイトル】
振動センサによる舶用ディーゼル機関の運転状態計測 - 燃料噴射弁開弁圧力設定値の変化が燃料噴射振動に与える影響
【受賞研究の内容】
舶用ディーゼル機関の燃料噴射弁に不具合が発生した場合、燃焼状態が悪化することで様々な問題が生じます。しかし、現在一般的に用いられている燃料噴射弁の不具合検知手法は判別が難しく課題が残ります。そのため、燃料噴射時に生じる振動に着目し、燃料噴射弁の動作状態検出および不具合状態の検知を簡便な手法によって行うことを目的に研究を行ってきました。
今回の発表では、燃料噴射時の開弁圧力値に変化が生じた状態(燃料噴射弁に不具合を生じた状態)における、燃料噴射振動の計測と解析を行いました。解析結果から、開弁圧力の変化によって燃料噴射振動の発生時期に差が生じ、振動計測によって燃料噴射弁の不具合を把握できることを確かめました。この計測手法によって、機関運転中に燃料噴射の不具合、もしくは予兆の検知を行うことが可能であると考えられます。
<関連リンク>
日本マリンエンジニアリング学会


