品川?越中島キャンパス
腾博会官网9885海洋科学技術研究科
腾博会官网9885海洋科学技術研究科は、博士前期課程と博士後期課程の区分制博士課程とし、先端領域を切り拓く自立した高度専門職業人等を養成します。さらに、国立研究開発法人水産研究?教育機構、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立研究開発法人海上?港湾?航空技術研究所と連携して、教育研究の一層の充実と腾博会官网9885生の資質向上を図っています。
【受賞?表彰】伊藤裕基さん(修士1年)が、第12回ZAIKEN Festaにおいて最優秀賞を受賞しました
2025年10月23日に開催された第12回ZAIKEN Festaにて、本学腾博会官网9885生の伊藤裕基さんが最優秀賞を受賞しました。
本学学術研究院海洋環境科学部門?地球環境微生物学研究室(牧田研究室)は、環境に整合し社会構築に寄与することに特化した研究拠点である早稲田大学?各務記念材料技術研究所(以下、材研)との共同研究を進めており、今回はその研究成果を発表しました。なお、最優秀賞を受賞したポスターは材研正面玄関に1年間展示されます。
【受賞者】
?伊藤?裕基(腾博会官网9885海洋科学技術研究科 海洋資源環境学専攻 博士前期課程1年)
【受賞研究のタイトル】
?伊達鉱山酸性坑廃水中の鉄酸化細菌が廃水処理に与える影響
【受賞研究の内容】?
全国に70か所以上ある休廃止鉱山では、今もなお高濃度の重金属を含む坑廃水が発生しており、その処理には多額のコストが費やされている。そのため、現在主流の薬剤処理に代わる低コストな手法として、鉄酸化細菌の利用が検討されている。鉄酸化細菌は、酸性環境下では無機的な酸化に比べ最大10万倍の速度で鉄を酸化できるとされており、この機能を廃水処理に利用しようとするものである。本研究では、坑廃水の季節毎の水質の変化が鉄酸化細菌の働きにどのように関係しているかを調査するため、現場での各種の環境測定と廃水の化学分析、そして実験室内での微生物学的分析を実施し、水質と鉄酸化細菌の関係性について明らかにした。


