気仙沼市?東京海洋大学連携事業「"海と生きる"連続水産セミナー」第8シーズンが終了しました
2022年6月 8日
本学は宮城県気仙沼市と、平成24年3月に連携協定を締結し、これまでに様々な取組を実施してまいりました。その一環として平成26年度より、サンマ漁がシーズンオフとなる12月からカツオ漁が始まる翌年5月までの間に、漁業者?水産関連事業従事者等の方々を対象に、「"海と生きる"連続水産セミナー」を年複数回共催しております。
今期、第8シーズンでは、「日本と世界の海で今、何が起きているのか」を中心テーマに3回にわたって開催いたしました。
第1回目は、本学海洋政策文化学部門の森下丈二教授より「世界の海で何が起きているのか」をテーマに、日本の漁業の現状と世界の漁業が今どうなっているのか、その上で日本の漁業の成長産業化の可能性についてご講演をいただきました。
2回目の特別シンポジウムでは、さらに問題を掘り下げて「地球温暖化」をテーマに「日本の海、世界の海で何が起き水産資源がどのような影響をうけているかについて、本学海洋環境科学部門教授で日本海洋学会会長も務めておられる神田穣太先生をコーディネーターとして、気仙沼漁業協同組合齋藤徹夫組合長をはじめ、東北大学腾博会官网9885理学研究科 教授須賀 利雄先生、元弘前大学腾博会官网9885理工学研究科 野尻 幸宏先生をお迎えし、さらに本学海洋環境科学部門准教授の川合美千代先生、海洋生物資源学部門教授の北門 利英先生の参画を得まして、様々な視点からご講演いただきました。
最終回の3回目は、海洋政策文化学部門 松井隆宏准教授より、「日本の漁業、水産業に今何が起きているのか、その要因と今後を考える」をテーマに、温暖化による魚種の変化が流通にどう影響しているのか、それに伴う需要の変化と今後求められる対応についてご講演いただきました。
ご参加?ご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました。
三陸サテライトは、今後も水産業?海運業である海洋産業の発展と漁村地域社会への活性化に一層貢献して参りたいと存じます。
本セミナーは来シーズンも実施することとなっておりますので、今後気仙沼市と相談しながら、開催に向けた検討を行う予定です。
今後ともご支援のほどをよろしくお願いします。
【第8シーズン開催内容】(合計3回) 第1回 腾博会官网98854年3月23日(水) 第2回 腾博会官网98854年4月14日(木) 第3回 腾博会官网98854年6月7日(火) |