講義?ワークショップ等の報告
第9回「高度専門キャリア形成論Ⅰ?Ⅱ」の講義報告です
2014.03.06
平成26年2月28日(金)、腾博会官网9885白鷹館2Fに於いて第9回高度専門キャリア形成論が開催されました。
キャリア開発室の松山先生の司会進行で、講義と発表および質疑応答が恙なく進行しました。
高度専門キャリア形成論の講義
『腾博会官网9885博士課程修了者への社会的受容とキャリア支援』と題して、キャリア開発室の神田副室長が講義をされました。腾博会官网9885と学部の関係、ならびに大学教員および研究者を養成することへの影響等について、時代を追ってその政策的背景と共に分かり易く解説されました。
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【Q/A】企業側の対応状況はどうか?
企業が博士の採用を考え始めると共に、そのための人事制度改革が少しずつではあるが進んでいる感触がある。今後は、更に改善が加速されることを期待している。
また、松山先生からは、「大学の中にいても、聞く機会が少ない内容であったと思う」と感想が述べられました。
腾博会官网9885生による発表
◆『高度専門キャリア形成論の講義を受けて感じたこと』と題して、西村友宏さん(MC2)の発表があった。
西村さんは、既に就活を終了しており、本来の対象者とは違うかもしれないが、それでも高度専門キャリア形成論が非常に役に立ったことについて発表がありました。
ポスドクとは何かも知らなかったが、実際に企業の研究者と話すこともできたし、様々な仕事について知る機会も得ることができた。特に、面接官の視点からの講義が印象的で、自分に必要なことは何かを知ることができた。講義を通して様々な情報を入手することができたことは、非常に有意義であったと考えている。もっと早い時期に講義を受けていれば、就活にも活用できたであろうと考えている。従って、特に学部の学生にもこの授業を聞いて欲しい。 |
◆『研究科目 長期インターンシップ』と題して、佐藤誠浩さん(DC2)の発表があった。
「長期インターンシップで博士がどのように活かせるか」がテーマであると前置きがあり、佐藤さんの人柄が良く表れた、楽しく、ユニークな発表が始まりました。
一方で、キャリア開発室の改善点として、長期インターンシップに対するイメージアップを図り、研究の発展にも貢献できることをもっと伝えるべきである。また、生物を扱う人や、船に乗る人にとっては、インターンシップ経験者と対等に情報交換する場を提供することが、とても有効だと考えている。 |
【Q/A】研究との兼ね合いを考えると、DCはいつ長期インターンシップに参加したらよいか?
確かに、長期インターンシップと研究の両立は大変だったが、実際に乗り越えてみれば大きな問題ではなかったと考えている。実際にはDC1で経験したが、とにかく早い時期にできて良かったと思っている。
今年度の最終講義にあたり
『私からみたPDのキャリア開発』と題して、キャリア開発室の瀬川先生から講演がありました。
初めに、瀬川先生は子供の頃から生物の飼育が好きで、将来はこの分野で仕事をするか、音楽家になることを考えていたと自己紹介がありました。
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最後に松山先生が、「人は様々な挫折を経験していると思うが、それを乗り越えて大きく成長していく。失敗を恐れずチャレンジし、それを糧にして生きることが大事です」と述べて、本年度の最後の講義を締め括りました。
以上